先日、高知県に行きました。
全国から「視察したい!」という企業が殺到する!
そんな企業が高知県には複数あります。
縁あってその中の3社の企業の雰囲気を体感してきました。
社長の話を聞き、
社員さんの話も聞き、
会社にも訪問させてもらい、
懇親会でも皆さんとお話しました。
ベンチマークされる会社とは?
その3社とは、
四国管財さん
ファーストコラボレーションさん
ネッツトヨタ南国さん
「日本でいちばん大切にしたい会社大賞」を受賞している会社や、創業者の方が本を出しているという会社もありますし、たくさんの取材を受けていて、色んな記事がたくさん出ていたり、有名な会社なので知っている方は知っているかと思います。
ネッツトヨタ南国さんは、車業界にいた僕からしたら特に有名です。全国のトヨタディーラーの中で顧客満足度が圧倒的に高い状況を何年も続けている会社です。以前、この会社の記事を読んだり、書籍を買ってみたりして、勉強したこともあります。
そんな有名で素晴らしい会社を視察させていただいたわけですが、とにかく、知れば知るほど、いっちゃってます。
どの企業さんでも印象的だったのが、
社長も社員さんも、全ての人がやりがいを感じて、本当に楽しそうに働いていたこと。
「やらされ感」という言葉が
微塵も存在していない。
そんな雰囲気でした。
社員さん自ら目標を考え、掲げ、想いを持って、自発的に行動しています。そして、何より、皆さん仲が良い!
グーグル社が
「心理的安全性が高いチームが最も成果を出していた」
ということを言っていますが、それを体現している感じです。
言いたいことが遠慮なく言える。
何をするにも皆で協力し合う。
役職、社歴などに関わらず一人一人に対して全員が尊敬の念を持って関わっている。
そんな風土が根付いていました。
そうする方が、効率も良く、成果も出るし、楽しいし、やる気が高まる。
そのことを肌感覚でわかってるんだろうなぁという感じです。
入社したくなりました(笑)
社員が楽しくやりがいを感じながら働く組織とは?
なぜその3社がそんな状態が作れたのか?
気になりますよね?
お話を聞いて僕なりにまとめてみました。
ポイントは、
大きく言えば2つだと思います。
①それいいね!と皆が思えるゴールがある
本気で実現したい!と思えるゴールがあれば、困難は困難ではなくなります。
視察した3社は、社員さんが「そのゴールを実現したい!」と本気で思えるように、会社として時間、お金、情熱をかけて取り組んでいます。
決して会社のゴールを一方的に押し付けるわけではなく、個人の夢を聞く努力、一緒に考える努力を惜しまず、さらにはその夢の実現に向けて本気で応援しています。
社員さんも、自分の夢を遠慮なく語り、その夢を達成するまでのプロセスを苦しいことも含めて楽しんでいる!そんな空気が伝わってきました。そしてその個人の夢を、全員で共有し、全員で応援し合っています。
全員が全員を勝たせようとしている組織。
最強ですよね。
結果的に個人のゴールと会社のゴールが一致することに繋がっていました。
会社のゴールが個人夢にも繋がり、個人のゴールが会社の理念のためになる。つまり、その会社で働く意義が大きくなるということです。働いて楽しくないわけがないですね。
②社員が輝ける環境がある
基本的な考え方として、あくまでも「主役は社員」さんであり、社員さんが輝く状態を作るにはどうしたらよいのか?ということを会社として追求しています。
ある方がおっしゃっていた「お店はステージだ」という言葉がとても印象的でした。
お客様に喜んでもらおうと思えば、ステージに立つ人が輝いているのは大前提であり、当たり前のことだということです。
社員満足度が高くないと顧客満足度も上がらないということですね。
実際、社員さんを大事にすることで、顧客満足度も異常に高い状況を実現しています。
そうなることがわかっているので、経営陣(上司)が部下のバックアップを遠慮なくとことん実施しています。「それが上司の仕事です!」と言い切っていました。
そんな会社で働けたら社員さんは幸せですよね!
そのための色んな仕掛け、取り組みが考え尽くされていて、それら1つ1つもとても勉強になりました。
関わる全ての人が幸せにしかならない会社。
まさにそんな感じでした。
そんな会社が支持されないわけがないですよね。
まとめ
今回、体感させてもらった会社はどの会社も「人」をとことん大切にしていました。
社長、上司、同僚、後輩、お客様、取引先、その家族、地域社会の人々。
全ての人が幸せになることを本気で目指し、そのための方法を考え続け、実際に行動していました。
そして「人」を大切にすることで、様々なプラス作用が起きていました。
多くの会社は価格や商品力で選ばれようとしますが、そうではなく「人」が差別化要素になりお客様に選ばれている。
同じ志を持つ仲間達がいることで困難を乗り越えられる。
そして何より、働くこと自体が楽しくて仕方がない!そんな状況が実現していました。
僕は常々、“働きがい”と“働きやすさ”の両方が大切!と言っていますが、まさにそれを実現している姿を見ました。
僕が独立前まで勤めていた会社が2社ありますが、それぞれ違いはありながらも、どちらも上記の3社と同じような風土がある、やりがいのある会社でした。その時に皆で作ったチームは、本当に良いチームでした。
あの人が言うなら!と言える信頼関係が築かれていて、逆にゴールに対して間違っていると思えば、ダメなことはダメだ!と上司部下なども関係なく意見を言い合い、楽しいことも共有し、苦しい時こそさらに共有して支え合う。そして、成果も出し続ける。そんなチームでした。
自慢する気は無いのですが、僕の中で誇りに思っているのでついつい語ってしまう話です。
僕がいた前職の2社も、今回視察した高知の3社も、僕の言葉で言わせて貰えば、社員さんの“働きがい”と“働きやすさ”を追求しているだけです。
ただ、それをとことん、深く深く、追求しています。
それをすることが全ての人の幸せに繋がると信じて試行錯誤を続けてきて、そして、おそらくこれからも試行錯誤を続けるんだと思います。
そしてその土台には、自立型の考え方があります。
会社も、社長も、社員さんも、誰一人として誰かのせいになどにはしません。
前向きに、自分に今できることを考えて、考え続けることを取り組んでいました。
高知でそんなチーム、会社の姿を目の当たりにすることで、僕自身、楽しく働きたい!そして楽しく働人を増やしたい!そんな決意を新たにできました。
『関わる全ての人が幸せにしかならない理想の組織を作るための支援を通じて、自らの可能性を信じ、やりがいを感じながら、楽しく働く大人を増やし、その背中を見た若い世代が自分の可能性は無限大だと思えるようにする』
そんな世界を拡げていこうと思います。
そういう会社を作りたい!四国の話がもっと聞いてみたい!など、
興味があれば、是非とも一度お話ししましょう!